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2017年 08月 10日

天狗岳山行

天狗岳に行ってきました。8月3日-4日の一泊2日です。
天狗岳は標高2646m、北八ヶ岳の最高峰ですが、初心者でも安全に登れるという評判を聞き、高山の涼を求めて行ってきました。
一日目は「渋の湯」からスタートして「黒百合ヒュッテ」に宿泊、二日目は中山峠を経由して東天狗岳・西天狗岳を踏んだ後、唐沢鉱泉に下り、そこから渋温泉へのルートです。
今回のコースは日帰りでも行けるところですがゆっくり時間をとって二日のコースとして歩きます。自宅を出るのも比較的ゆっくりで、のんびりとした出発です。

「渋の湯」に車で行く途中、たくさんの人がカメラを構えているところがありました。「御射鹿池(みしゃかいけ)」という農業用のため池です。酸性が強く魚は生息できないのですが、湖面に木々などがきれいに映る池として知られているようです。私たちも車を止めて、写真を撮ってきました。
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渋の湯の駐車場に車を置いて出発です。時間は12時ごろ、初日の目的地は「黒百合ヒュッテ」でコースタイムは2時間30分です。
「渋の湯」で現在営業しているのは「渋御殿湯」1軒だけです。山から下りてきた登山客がバスを待つ間温泉に入っているらしく、旅館の玄関前にはたくさんのザックが置かれていました。山から下りで温泉に入るの気持ちいいですよね。
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旅館を過ぎたところで見たお堂。いかにも雰囲気があります。時間があれば寄ってみたいところですが、写真を撮って通り過ぎます。
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山道に入ると周りは一面の苔です。樹木は「しらびそ」というのでしょうか、樹高の高い針葉樹がずっと続いています。北八ヶ岳独特の景観です。
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高度を上げるにしたがって、山道は大きな岩が目立つようになります。途中からはこんな大きな岩の上を歩くことになります。苔があり、湿った岩は滑りやすくとても危険です。足を置く場所を慎重に選びながら歩いていきます。こんな状態は黒百合ヒュッテに着くまで続きます。
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結構苦労しながらやっと黒百合ヒュッテに到着しました。午後3時ぐらいです。途中、写真を撮ったりしてきたこともありますが、思ったより時間がかかりました。初心者向きとは言えないような気がします。
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食事の時間は5時半です。それまでの間、小屋の周りで過ごしました。夕空がきれいです。明日はいい天気になってほしいです。
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黒百合ヒュッテは平日のためか宿泊客は少なく、余裕がある状態でした。私たちと同じような年代の人が多く、食事の時間には何となくおしゃべりが始まります。千葉から来た夫婦、関西から来て赤岳を目指す方、いろんな方と話ができました。
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夜は3時ごろに目をさまし、星空を見に小屋の外に出てみました。「満天の星」とはこういうものを言うのかと思わせるような星空でした。こんなすごい星空は山でしかみられないでしょう。満足です。写真で見せられないのが残念です。

翌日の朝、空は晴れていました。薄い雲がありますが、何とか一日持ってほしい、そう願っての出発です。
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東天狗岳へは「中山峠」経由と「天狗の奥庭」経由の二つの道があります。今回は「中山峠」経由を選びました。天狗の奥庭からみる天狗岳は素晴らしいと言われています。少し残念な気もしています。
中山峠は黒百合ヒュッテから木道を歩いて10分足らずです。峠の東側からは朝日が射しています。今日は期待できそうです。
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中山峠は北八ツと南八ツを結ぶ南北の縦走路上にあり、東に下ると「しらびそ小屋」「稲子湯」へと繋がる十字路になっています。
下の写真は北の方向、高見石や麦草峠方面からの道です。巨岩で覆われており、岩を超えるだけでも一苦労でしょう。
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中山峠を過ぎて少し行ったところから東の方向を見た写真です。遠くに見えるのは奥多摩・秩父などの山並みでしょうか。
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さらに進むと天狗岳の姿が見えてきました。天狗岳は東天狗と西天狗の双耳峰です。
まず左側の東天狗を目指します。
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振り返ると北の方向に噴煙を上げる山が見えます。浅間山でしょう。昨年あの山に登ったことを思い出します。
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少しづつ雲が出てきています。山頂からの絶景を楽しむには急がなくてはと思いながら、写真を撮ったり高山植物を楽しんだり、なかなかピッチが上がりません。まあ、こんなペースもいいでしょう。
それにしてもダイナミックな景観です。
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天狗の奥庭からの道と合流する地点です。遠くに見えるすり鉢状の山は蓼科山です。北八ツを代表する独立峰です。いつかは登ってみたい山です。
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いよいよ山頂が近付いてきました。東天狗の山頂はこの大きな岩の下を右にまいてすぐのところです。岩の連続で、両手両足を使っての登りを強いられます。
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山頂に到着しました。9時10分ぐらいです。黒百合ヒュッテから2時間余りかかりました。コースタイムが1時間15分ですから、ずいぶんのんびりした登山ですが、景観や高山植物を十分楽しむことができました。よかったです。
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赤岳です。赤岳の姿を見ることができたのはほんの一瞬でした。本来なら硫黄岳・横岳・赤岳などの南八つの山並みを見えるところです。残念ですが、一瞬でも見ることができたことで満足しましょう。
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こちらは硫黄岳の爆裂火口と夏沢峠に向う縦走路です。この縦走路は気持ちいいでしょうね。こちらから登ってきた方がそう言っていました。歩いてみたいですね。
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東天狗から西天狗に行く道です。歩いて20分ぐらいです。
この稜線歩きも結構気持ちのいいところですよ。
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西天狗山頂です。東天狗に比べ広々とした山頂です。私たちもここでしばらく休憩をとりました。
西天狗の標高は2646m、東天狗より少し高いです。西の方を見るとこんなに晴れているのですが。
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西天狗から見た東天狗です。雲に隠れていることが多かったのですが、この時は姿を見せてくれました。
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東天狗の写真をもう一枚。あのガレ場を降りてきました。
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近くの山小屋(根石岳山荘)にヘリが物資を運んでいました。案外簡単に荷物を下ろしています。人間の力で上げるのは大変でしょう。便利なものです。
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西天狗の景観を楽しみ、下ることになります。下山路は西天狗から唐沢鉱泉を目指す西尾根です。前日登った渋の湯からの道は大きな岩石で覆われた沢を歩くことになり、危険と思ったからです。唐沢鉱泉への道の方が安全と思いましたが、そうでもなかったです。まず西天狗の西尾根の下りはかなり急な岩場で、相当神経を使います。下りの場合は事故の恐れもあるので特に慎重さが求められます。
下の写真は岩場を過ぎて樹林帯に入ったところです。やはり、大きな岩が露出していて滑りやすいです。
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途中、第二展望台から見た西尾根の下り道です。よく見るとペンキで〇×などと描かれているのですがわかるでしょうか。ここを下ってきました。
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唐沢鉱泉です。ここも立派な温泉宿があり、山を下りてきた方が温泉を楽しんでいます。私たちはここからさらにもう一つ尾根を越えて渋の湯まで行かなくてはなりません。
ここで、コーヒーを飲んで休憩です。
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唐沢鉱泉の裏手の道を通って渋の湯まで歩きます。登り20分、下り30分と教えてもらいました。この道はこれまでの岩が露出する歩きにくい道と比べると天国のように歩き安い道です。傾斜はゆるく、道はしっかりとしています。両側はしらびその林で、落ち着いた静かな雰囲気です。歩くこと自体が楽しい、そんな道でした。
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天狗岳の山行、一泊することによって時間に余裕ができ、楽しく過ごすことができました。たまにはこんな山行もいいものです。それと、平日に行ったこともあって私たちと同じ年代の人たちと会えたのもよかったです。皆さん、それぞれの経験と力に応じて精一杯山を楽しんでいます。またこんな山行をしたいですね。

# by sanpo-sanpo | 2017-08-10 16:22 | 山歩き・里歩き | Trackback | Comments(0)