2017年 06月 26日
6月18日(日)、「大菩薩嶺」を登ってきました。出発点は青梅街道の「柳沢峠」です。大菩薩峠はこれまで何度か登ってきましたが、柳沢峠からは初めてです。「上日川峠」付近に車を置き、「福ちゃん荘」を経由して「大菩薩峠」を目指すのが一般的ではないでしょうか。私もこれまでそんな風にしてきました。柳沢峠からの大菩薩はどんな道なのでしょうか。多少の不安を抱えながらの出発です。メンバーはいつものスイミング仲間で私を入れて3人です。 前日の17日はいい天気でした。朝から厳しい太陽が顔を出し、夏のような一日でした。ところが一日過ぎた18日は朝からどんよりとした曇り空です。天気予報では雨になるかもしれないとのこと。天気ばっかりは仕方ないですね、というわけで雨を覚悟しての大菩薩峠でした。 柳沢峠を歩き始めたのは朝の6時15分。恐らくこれまでの山行でも最も早い歩きだしと思います。 山への登り口は峠の茶屋のすぐ前にあります。これまでここを何度か通ってきましたが、こんなところに大菩薩への登り口があるとは知りませんでした。 最初は幅の広い、緩やかな傾斜の道が続きます。とても歩きやすいです。どうやら、ここはブナの木の間を縫うように道が付けられた遊歩道のようです。看板を見ると「ブナの道」という名前がついています。大きなブナの木で覆われた明るい林です。柳沢峠にこんなところがあることを今回を初めて知りました。とてもいいところですよ。 私たちは「ブナの道」を後に「大菩薩嶺」への道を歩きます。「ブナの道」を過ぎても比較的緩やかな傾斜が続きます。途中大きな岩石で覆われているところを通過しながら、徐々に高度を上げていきます。 「寺尾峠」です。中間点の「丸川峠」まではもう少しです。 「丸川峠」に到着です。峠には小さな山小屋があります。小屋の方がとても親切で、木材を切る作業の手を休めて集合写真のシャッターを押してくれました。ありがとうございました。 これまで展望のない林の中を歩いてきたのですが、丸川峠では一挙に視界が広がります。なんと富士山が見えるではないですか。曇り空の中を歩き始めたので、富士山が見えるなどとは考えていませんでした。小屋の方の話では「前日は天気は良かったが、カスミがかかってよく見えなかった。今日のほうがずっとよく見える」ということでした。いやー、ラッキーですね。 丸川峠で少し休憩し、写真を撮ってまた歩き始めます。この日は割と休憩が少なく快調なテンポで歩き続けます。いつの間にか、大菩薩嶺に到着です。到着時間は10時過ぎぐらいですから、柳沢峠から4時間弱で来たことになります。コースタイムは4時間20分です。私にしては結構いいペースだったのではないでしょうか。 柳沢峠からの道はとても静かで、他のチームと会うことは少なかったのですが、大菩薩嶺には幾組もの登山チームがいました。みんな上日川峠方面から来たんでしょうね。 ここからは大菩薩峠を目指します。雷岩付近はさらに多くの登山客です。若い人が多く、明るく楽しい雰囲気になります。 雷岩から大菩薩峠までの間は展望に恵まれた天上の楽園と言っていいようなコースなのですが、この日は曇り空でガスがかかっています。展望は無理かなと思いながら大菩薩峠をめざします。 標高2000メートル付近はガスに覆われていました。 しかし、そこを過ぎると一転雲の間から遠くの山が見えるようになりました。南アルプスの山々です。 右から「北岳」「間ノ岳」「農鳥岳」です。なんと白根三山を見ることが出来たのです。感激しました。 そしてその右には「甲斐駒ケ岳」です。大きい山です。天を突くような素晴らしい形の山です。 左を見ると南アルプスの主峰「赤石岳」を真ん中に、右に「悪沢岳」、左には「聖岳」です。みんな3000メートルを超える山です。うれしかったです。こんな曇り空の中でお目にかかれるとは。 さらに大菩薩峠方面に目をやると富士山が見えるではないですか。もうこれで言うことないです。満足です。 富士山を見ながら大菩薩峠を目指します。 「賽の河原」です。先日の「恐山」でも賽の河原を歩いてきました。 大菩薩峠付近は登山客でいっぱいです。曇り空で、寒いような天候でしたがやはり人気があるんですね。 どういうわけか、ユルキャラまでいました。思わず私も一緒に写真を撮ってしまいました。ユルキャラと撮ったのは初めてです。さすがにブログで紹介することはできません。 峠付近で昼食をとり、その後は一路来た道を下っていきます。 大菩薩からの展望はこれでおしまいです。 柳沢峠についたのは午後4時を過ぎていました。朝6時過ぎに出発したのですからおよそ10時間かかったことになります。途中休みを除いて8時間以上の行動時間だったと思います。結構長かった。でも、強力なスイミング仲間の後をついて何とか最後まで歩くことが出来ました。少しは自信になります。スイミング仲間の皆さんには今回も大変お世話になりました。また、一緒に行きましょう。
by sanpo-sanpo
| 2017-06-26 16:50
| 山歩き・里歩き
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