人気ブログランキング | 話題のタグを見る

弁当持参

tseki.exblog.jp
ブログトップ
2013年 06月 14日

スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ

しばらくご無沙汰してしまいました。
6月4日から11日まで、スイスに行ってきました。
「アルプス5つの名峰と氷河特急 スイス涼風紀行8日間」と銘打ったツアーで、梅雨空の日本とは違った空気を吸ってきました。
今日から、何回かに分けてスイス旅行を紹介していきたいと思います。

1日目 「ベルニナアルプスとサンモリッツ」
スイス観光の第一弾はベルニナアルプスです。ベルニナアルプスはスイスの東部、イタリアとの国境に広がる山群で最高峰はピッツ・ベルニナ(4,049m)、ほかにベラヴィスタ、ピッツ・バリュ、ペルス氷河などが眺められます。
このベルニナアルプスを眺める地点は「ディアボレッツァ展望台(2,984m)」ですが、この日この展望台に到着したのは夕刻の5時ごろ。着いた時にちょうどロープウェイが発車し、聞いたらこれが最後のロープウェイということでした。ビックリした添乗員さんが職員と折衝し、なんとか私たちのためだけにロープウェイを動かしてもらうことになりました。大変ありがたかったのですが、職員の皆さんに残業を強いることになり、私たちもできる限り急いで見て回ることになりました。

それでもこのベルニナアルプスの雄姿を見てやってください。ずっと晴れていた天気が夕方になるにしたがって曇り空になり、どれだけ視界があるか心配していましたが、展望台に降りた時には真っ白な山々が太陽のもとで輝いていました。ため息が出ます。
スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ_d0117926_1056060.jpg
スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ_d0117926_10565421.jpg
スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ_d0117926_10572462.jpg
スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ_d0117926_10581553.jpg

私たちが行ったこの時期は、スイス観光シーズンの始まりの時期で、山にはまだ大量の雪が残っています。トレッキングコースはまだ開いていませんが、雪山を眺めるという意味では最高の時期だったように思います。
展望台も雪で覆われていました。
スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ_d0117926_1105465.jpg
スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ_d0117926_1135691.jpg

展望台にはこの定員125人の大型ロープウェイで行きます。乗客は私たちだけだったので、ゆっくりと楽しむことができました。
スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ_d0117926_1161357.jpg

ロープウェイからの眺めです。氷河に削られた跡のようにも見えます。
スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ_d0117926_1183876.jpg


ベルニナアルプスの麓の町、「サンモリッツ」です。1928年の第2回冬季オリンピックの開催地となり、1948年にも冬季オリンピックの開催地となっています。
また、近くには毎年「世界経済フォーラム」が開かれことで知られるダボスの町があります。
湖は「モーリッツァ湖」です。
スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ_d0117926_11221075.jpg

雪山を背景に大きなホテルが建っています。
スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ_d0117926_1123211.jpg


スイスの魅力は上記のような山岳美だけではありません。これらの雄大な山岳とともに、そのふもとに広がる町や農村のすがたがとても魅力的なのです。特に、農村、山村の素晴らしさは言葉だけでは表現しきれないものがあります。
サンモリッツに至るバスの中、移りゆく窓からの写真を紹介します。
スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ_d0117926_11304835.jpg
スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ_d0117926_11311563.jpg
スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ_d0117926_11312650.jpg
スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ_d0117926_1133770.jpg
スイス旅行記 1 ベルニナアルプスとサンモリッツ_d0117926_11333064.jpg


欧州雑感 「国境・国とは」
観光地の印象や紹介とは別に、スイス旅行の中で感じたこと、思ったことなどを雑記風にいくつか書いてみます。
まず、最初は国境とか国に関することです。
今回の旅行ではドイツのフランクフルト空港から出発し、最初の目的地であるサンモリッツに到着するまでにオーストリア、リヒテンシュタイン公国などを経由してきました。バスで4つの国を経由したのですが、途中の国境では一度も止めらることがなく、フリーパス状態でした。また、旅行の後半にはフランスのシャモニーに行きましたが、国境の通過は同様でした。空港などではこのようには行かないということですが、それにしても国境というものの存在がよくわからなくなりました。EU内では労働力や通貨も国境を気にせずに動いています。また、スーパーを覗いてみたのですが、おそらくそこに並んでいる商品の多くは外国産のものと思われます。自動車もヨーロッパ各国のメーカーのものが走っています。毎日の生活が外国産の商品で支えられています。
日本は島国ですから、簡単に国の外に出ることはできません。仕事のために毎日国境を超えるなどということは考えられません。そんな日本に住む身からすると、ヨーロッパの国境の緩やかさには驚かされると同時、ある種の感動を覚えます。
キリスト教という共通の宗教的な枠組みとこれまでの苛烈な歴史を背景にしており、簡単に他の地域で真似することはできないでしょうが、その柔軟な考え方は学ぶ必要があるように思いました。日本は今領土問題で中国や韓国、ロシアと争っています。領土問題の解決は大変難しいことです。今こそ、欧州に学び知恵を出すことが求められているように思います。

by sanpo-sanpo | 2013-06-14 12:15 | 海外 | Trackback | Comments(0)


<< スイス旅行記 2 氷河特急      神代植物園・調布飛行場・野川公園 >>